チームが苦しいときこその投手力
昨日のvs久留米大の2戦目。1戦目で完封負けを喫し、同じ相手に2度は負けられない。投手も野手も相当気合いが入っていましたね!!もちろん僕もです。(笑)
いざ試合に入ると、なかなか苦しい展開が続きました。西南大が3回表に先制するも、追加点は上げることはできませんでした。チャンスを作るもあと一本が出ないという場面が続く。一戦目でも同じような状況が多々ありました。
しかし、野球なんてそんなもんだと思います。良いバッターで打てて3割、リーグで首位打者取る選手は4割打つこともあります。それでも半分以上はアウトになってる訳なので。調子の波は必ず来る。
だからこそ、投手力が安定しているチームが苦しいゲーム展開でも勝ちをもぎ取ることができるのです。
大きく成長を感じた
今日の試合で先発した阿部(唐津西③)、好リリーフをみせた野中(柏陵④)それぞれの成長を感じた試合になりました。
実際、春のリーグ戦の開幕時点では2人ともベンチ入りしていない状況でした。それでもめげずにやるべき練習、トレーニングを淡々とこなし今のポジションを勝ち取っています。
そんな2人を中心に勝ちとった昨日の勝利は、本当に価値のある一勝。
それにめちゃくちゃ西南らしい。
苦しんだからこその強さ
昨日の2人のマウンドの姿を見て感じたこと。それは
『落ち着きがある。』
です。
一点差のゲームでは試合の後半になればなるほど、緊張感がどんどん増していきます。それにも関わらず、先発の阿部は終始ニコニコしてマウンドに立っていました。リリーフの野中は最終回の0アウト1,2塁のピンチでの登板でしたが、全く慌てることなく自分の間合いで、自分のペースで淡々と投げてくれました。
なぜここまでマウンド上での余裕が生まれるのか。
悔しさ、苦しさを力に。
マウンド以外で自分を追い込み、苦しませてきた。
からだと思います。
「涙の数だけ強くなれる」
有名な曲のZARDの「負けないで」、このフレーズを体現してると思います。
マウンドに立てない悔しさや、トレーニングでの苦しい思いがあったからこそ、マウンドに立ったとき「余裕」を感じられるのかもしれません。
雑草魂
勝つことよりも負けたり、失敗したりのほうが間違いなく多い。人生、ずーーっと勝ち続ける、失敗しないなんてないと思います。
なのでより大切になってくるのは、負けや失敗した時にどれだけ早く立ち直り、次のチャンスに向けて全力を注げるか。だと思います。
悔しさを力に変えて、何度でも立ち上がる。
昨日の2人のピッチングをみて負けたくない、もっと投げたいそう思った投手もいるでしょう。
その”悔しさ”を力に変えよう。
マウンドに立てるのは1人だけ。自らの力で勝ち取れ。
投手陣全員のマインドと行動がそうなった時、日本一誇れるチームへ近づいていくはず!