昨日、西南大硬式野球部のコーチ陣で「10年後の野球部の姿」について熱く語りあいました。あるコーチが放ったある言葉が僕にぶっ刺さりました。
それがこちら。
「知識より、知性が大事。」
これは選手たちとコミュニケーションを取るときに大事にすべき考え方です。
僕は選手たちと主に、ピッチングのスキルやトレーニングの方法について話すことが多いです。それに以外にもプライベートの話や、どんなことを考えながら日々を過ごしているかなど、様々なことを話しながらコミュニケーションをとっています。
では、なぜコミュニケーションを取るときに「知識」よりも「知性」が大切なのか?
知識とは、知性とは。
まずは知識と知性がどういう風に定義されているかをみていこう。
知識とは。
「知識」とは、認識によって得られた成果、あるいは、人間や物事について抱いている考えや、技能のことである。
つまりは、本、勉強、経験などをもとに情報やデータを記憶する。
情報を保持する力。
USBメモリーってことか。
知性とは。
「知性」とは物事を知り、考え、判断する能力。感覚・知覚から受け取った材料に働きかけて、抽象的・概念的・総合的認識を作りあげる精神的能力。
つまり、自分で得た情報・データを分析して、問題を解決する。
そんでもって、そこから新しい情報を作り出す力。
AI?みたいな感じ?
「知性」がなぜ必要なのか。
双方の定義をみて、選手とのコミュニケーションにどう落とし込んでいくか。
知識だけのコミュニケーションは、自分が蓄積している情報・データをひたすら話すだけになってしまう。
しかし、コーチの仕事は選手の成長させること。つまり課題解決。
ということは、相手の課題や悩みを解決するために「知識」を使う必要がある。
その「知識」を使いこなすためには「知性」が必要ってことか!!!
結局、すげえ武器もってても使いこなせる体と頭がなければ意味ない的な感じね!
「知性」を磨く
昨日の学びで、僕なりに解釈するとこんな感じになります。
「知識」ばかりをインプットしすぎて、宝の持ち腐れ状態になるのは一番もったいないです。その「知識」も「知性」を使えば誰かの価値になる。
では、どうやったら「知性」は磨かれるのか。それは、
「なぜ」を追求する。
これだと思います。
何の理由もないのに課題・悩みを持つ事ってそうそうないですよね。それらを解決するためには「なぜ」を深掘りしていくことがめちゃくめちゃ大切だと思います。
世の中の出来事、身の回りで起こること、チームや選手との会話、全てに「なぜ」という問いを立てることで「知性」は深まっていくのではないでしょうか。