紅白戦で涙を流す
紅白戦で涙を流す。
そんな経験ありますか?
西南大には紅白戦で打たれて涙を流す投手、打てなくて涙を流す野手がいます。
この大学野球に懸ける思いがめちゃくちゃ伝わってきます。
悔しい時って勝手に涙出てくるんですよね。特に打たれたりした時に寄り添ってくれる先輩が話を聞いてくれたり、アドバイスくれる時、自然と涙が流れてきます。
これマジです。(笑)
僕の話は置いといて、なぜ、たかが紅白戦で涙が流れるのか。
その紅白戦の一球、一打席に全てを懸けている
からでしょうね。
チャンスは一度きり
なぜその一球、一打席にそこまで懸けられるのか。
懸けられるというより、懸けなければならないのです。
この涙を流す選手は4年生です。2023年のシーズンは4年生にとってはラストになります。今まで活躍できなかった分なんとしてでも活躍したい、そう思っているのでしょう。
4年生となるとチャンスを与えられる可能性は低くなってきます。経験積ませるためにたくさんのイニングを投げたり、打席にたくさん立たせてもらえるのは学年が若い選手たちです。
つまり、本当に少ないチャンスの中でいかに結果を出し続け、アピールしなければならないか。たったの一イニングかもしれない、たったの1打席しかないかもしれない。
それでもそこに全てを懸けて、挑んでいるんだと思います。
その1球、その1スイングが自分の野球人生を左右するということを分かっているのでしょうね。
ハートがマジで強い
チャンスを貰うことや、試合に出ることが当たり前になっている選手には、こういった選手の姿をしっかり目に焼き付けて欲しいです。
野球で活躍するためには技術やフィジカルがとても大切です。どんなスポーツでも言えますね。しかし、最後に勝つやつって本当にハートが強いです。
苦しんで苦しんで苦しんで、その中でも、もがきなんとしてでも「打つんだ、抑えるんだ」そうやって諦めないやつが最後に活躍したり、ここぞの場面でチームを救ってくれると思います。
積み重ねが人生を切り拓く
たったの1球、1打席が人生を左右するのか。僕は本当に左右すると思います。
結局なんでも『積み重ね』です。
「人生を懸ける」くらいの打席やピッチングを何度も積み重ねることで、着実に進歩するはずです。
なんとなくで試合に出てそれが積み重なれば、なんとなくの選手になってしまいます。
良いも悪いも積み重なって行くわけです。
4年生だろうが、何年生であっても「人生を懸けて」試合に出て欲しいです。
野球に対してそこまで本気でやる姿勢に僕は“誇り”を感じます。
全力を尽くしている自分を”誇れ”!