コーチング

自己中なコーチになるな。

よき「理解者」となれ

コーチをしていて難しく感じること。それは

考え方価値観が違うから一人一人に合わせたアプローチをかけなければならないこと。

です。

全員に同じようなアプローチをして、それで全員が育つようなことがあれば楽でしょうけど、そんなことはありえませんね。

いま大学生相手なのでだいたい18~22歳が多いです。20年近く生きてきて、それなりに自分自身の価値観考え方がしっかりしている子も多いです。

考え方や価値観が多様化していく時代野中でどんな風にコミュニケーションをとり、コーチとしての役割を全うしていくのか、考えていこう。

 

変幻自在のコミュケーション

一人一人どんな人間でどんな考えで、価値観を大切にしているのかをよく観察する。

まずは相手を知ることが大切です。

相手を知ることで接し方を変えていくことが可能になります。

自分の目指す姿や、目的(軸となるもの)がはっきりしていない子であれば、それらについて一緒に話し合い、答えを導き出す作業が必要です。

目的や目指す姿がはっきりしているがなかなか近づけない子であれば、具体的な方策改善策提案するようなコミュニケーションの取り方が必要だと思います。

相手が何を求めているのかを正確に見極め、それら上手く対応することが求められています。

 

信頼を勝ち取れ

僕が一番大切にしていることは「信頼を勝ち取れるか」です。

信頼できない人の言うことを聞きたいと思えませんし、話すことさえストレスなんて思うことだってあります。また、本音は話づらい上に、価値観や考え方を本心で話すこともハードルが高い気がします。

コーチとして伝えたいこと気付かせてあげたいことがたくさん話すことあると思います。しかし、それらも信頼関係ができていなければ意味を成さないかもしれません。

一人の人間として尊重する。

コミュニケーションを取っていくことで信頼関係を築く。その後に本当に伝えたいこと考え方を伝えると良いのではないでしょか。

伝わらない、相手が分かろうとしない、選手・学生が変わらないと嘆くより、コーチとして今の彼、彼女らのことを本気で思い向き合い『理解』することが大切だと思います。

 

良いやつではダメ。

譲れれないところは譲らない

一人一人に合わせたアプローチをしているとどうしても選手ファーストになりすぎて気を遣いすぎてしまう可能性があります。

ですが、気を遣いすぎて本当に伝えたいことを言えなければ本末転倒です。なので、ここぞの場面では厳しい言葉をかけるべきだと思います。

そこに本気で選手や相手のことを本気で思っているという誠意があれば、必ずその思いは伝わります。

相手のことを理解できるかつ、本気で相手のことを思っていることを伝えられるコーチを目指すべきですね。