コーチング

指導者に必要な能力 ”気づきを与えられる力”

先日の練習中に思ったこと。

「選手によって指導の内容や順番は違う」

ということ。

各選手によって課題や解決したい問題などは違う。
だからこそ内容が同じになることはそうない。

コーチの役割としては選手個々人にあったアドバイスや言葉選びが必要だ。
その中で、まず何から選手に伝えていいのかという悩みが出てくる。

指導者を初めてもうすぐで4年目になるが、始めたてのころは全く分からなかった。
今は完璧に行えているわけではないが、ある程度”型”みたいなものはできた。

まず、第一に行うことは

「相手に問う」

こと。

何を感じ、何を考え、どんな感覚でプレーしているのか。
相手が考えていること、頭に思い浮かべていることを言語化してもらいたいと思っている。
この作業をせずにいきなり指導することは基本的にしないような意識をしている。

投げている姿や、練習中の雰囲気を見て伝えたいことがすぐに思い浮かぶがここはぐっと我慢。

あくまでも、コーチは補助的な立場。(僕の持論です。)
自分が教えたいことを押しつけては選手の考える機会を奪ってしまう可能性がある。

コーチになりたての頃は、エゴが過ぎていたと思う(笑)
自分が信じている理論と違えばなりふり構わず否定していた。
嫌なコーチ。(笑)

選手自ら考え、学ぶような姿勢にさせられるかが指導者の腕の見せ所。

同級生が高校野球の監督をしてるがこんな事を言っていた。

「自走する選手に育てる」

つまり、指導者が何でもかんでも教えるのではなく、自ら学び、自ら成長しようとする選手、人になって欲しいという事だろう。

だからこそ、コーチに必要な能力は技術やスキルだけで無く

「気づきを与えられる力」

これは凄く大切なことなのではないでしょうか。

文章を書きながら色んなことが思いつくので内容がどこかに行ってしまってる気がします。(笑)
話は飛んでしまいましたが、今回書きたかった事として

・選手によって指導する内容は異なる
・自ら学び、成長しようとする選手に、人になってもらう
・コーチは「気付かせ役」

こんなところでしょうか。

まずは、選手が練習やトレーニングが楽しいと思ってくれるように導いてあげたいですね。たくさん知識や練習方法を教えても、やる気が無かったら意味がないので。

まずは

”小さな成功体験”

これを感じさせることを意識して指導することが大切なのではないでしょうか。

日々、僕自身学ぶ事だらけです。
また明日も1%でも成長できるそんな1日にします。

それでは。